新耐震基準


今回の東日本大震災で、約8万棟の建物が全壊したというデータも出ているほど、甚大な被害を受けました。

この被害のうち、津波によって流されてしまった建物がかなりの割合を占めており、実は地震の揺れ自体による建物への被害というのは、地震の規模に比べると若干少ないようです。

特にマンションの被害に関しては、とても少なかったことが社団法人高層住宅管理業協会の発表したデータによって示されています。

このデータによると、マンションの中で、倒壊あるいは建て替えが必要なほどの致命的な被害をこうむったものはゼロでした。

被害のほとんどが構造的には大きな問題とならない小さな損傷にとどまっていたのです。

この理由としてあげられるのが、建築された時期が比較的新しいマンションが多かったことです。

これは、1981年の新耐震基準が適用されていたということです。

日本ではこれまで、大きな地震が起こるたびにこの耐震基準が新しくなってきました。

1978年の宮城県沖地震の後、1981年に大幅に耐震基準が改正されました。

ちなみに、阪神・淡路大震災のとき、大破したマンションの多くが1981年よりも前に建てられたものでした。

やはり築年数が長いほど、耐震性の面で不安が残るかもしれません。

マスコミでも、この新耐震基準以前の建物がいかにも危険であるような扱われ方をされています。

しかし、実際のところ、1981年より前のマンションの多くが、震災にも大きな被害を被らずに済んでいるということも忘れてはなりません。

一戸建てに比べると、マンションの方が耐震性の面では結果的に優れていとは言えるかもしれませんね。

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This entry was posted on 木曜日, 2月 2nd, 2012 at 9:13 PM and is filed under マンション, 一戸建て. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.